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 * 【住宅のメンテナンス費用の平均は?】10年ごとの一覧表

住宅費用
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【住宅のメンテナンス費用の平均は?】10年ごとの一覧表

2020年4月21日 2020年4月21日

「家を建てた後のメンテナンス費用ってどれくらいなの? 10年ごとの目安が知りたい!」

「メンテナンス費用が掛からない建築会社を選びたいんだけど、メンテナンスフリーをウリにしている建築会社は、やっぱりメンテナンス費用ってあまり掛からない?」

そんな疑問にお答えします。

 

今回は住宅を建てた後のメンテナンス費用の目安となる「平均」を解説していきます。

これから家を建てる方なら、なるべくメンテナンス費用がかからない建築会社を選びたいところ。

ただ、中には「うちのメーカーはメンテナンス費用がほとんどかかりません」と間違った情報を伝えてくる営業マンもいる始末。

私が住宅営業マンの時代にも、住宅のメンテナンスについて実は誤解している方がたくさんいました。

本記事では、私の経験を活かして、メンテナンスについての正しい情報をお伝えしていきます。

本記事の内容はこちら。

本記事の内容
 * メンテナンス費用の正しい基礎知識や、建物の構造によるメンテナンス費用の違い
 * 主要な設備や建材ごとのメンテナンス費用の目安
 * 10年ごとのメンテナンス費用の目安・平均

では早速解説していきます。

※さくっと金額を知りたい方は、5章の「メンテナンス費用一覧表」をご覧ください。

目次 [非表示]

 * 1.適切にメンテナンスすることで、長期的に見れば得をする
   * 1-1.10年ごとのメンテナンスがやっぱり理想的
 * 2.メンテナンス費用を基準にハウスメーカーや工務店を選んではいけない
   * 2-1.メンテナンスフリーな外壁や屋根材は、メンテナンス費用全体のほんの一部でしかない
   * 2-2.坪単価が高い建築会社は、メンテナンス費用も高くなる
   * 2-3.10年ごとのメンテナンスは建築会社に依頼する必要はない?
 * 3.木造・鉄筋・RCなど、構造によるメンテナンス費用の違い
 * 4.各設備や建材のメンテナンス費用の目安・平均
   * 4-1.外壁材
   * 4-2.屋根材
   * 4-3.クロス張替え
   * 4-4.水回り
   * 4-5.床材(フローリング)
   * 4-6.換気設備
   * 4-7.シロアリ対策
   * 4-8.バルコニーや屋上
 * 5.10年ごとのメンテナンス費用の一覧表
   * 5-1.メンテナンスのために毎月積み立てると良い金額とは?
 * 6.まとめ


1.適切にメンテナンスすることで、長期的に見れば得をする

実際に戸建てを建てた人の中でも「適切にメンテナンスしている」と言い切れる方はとても少ないのが現状です。

こんなアンケートがありました。

戸建て修繕費の平均は556万円、修繕費を積み立てた経験がある人は1割弱
「新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く『一戸建て修繕の実態』調査」の結果を発表。
全国の、木造の新築一戸建てを購入して30年以上住んでいる50~70代の男女495人(50代59人、60代265人、70代171人)を対象として、平成28年7月8~10日にインターネット調査を実施したもの。
出典:アットホーム(株)「新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く『一戸建て修繕の実態』調査」

このアンケートは掛かった「メンテナンス費用」ではなく、あくまでも「修繕費用」のこと。

結構大きい金額ですよね。

今の家は昔に比べて長持ちするようになってきましたが、逆に今は人生100年時代、長生きが「リスク」という考え方が広まりつつあります。

30~40歳で家を購入しても、80~100歳、つまり50~60年間住み続ける可能性だって十分にある。

それに、最近の住宅でも20~30年メンテナンスしないと、もちろん劣化してきて破損・故障につながります。

破損や故障の場合、費用が大きくなってしまうことは誰でも想像できるはず。

だからこそ、「定期的なメンテナンスをすることが各建材や設備を長持ちさせ、破損や故障リスクの減少につながる」ということは肝に銘じておきましょう。

その方が30年という長い目で見れば費用は小さくなるはずです。


1-1.10年ごとのメンテナンスがやっぱり理想的

建築会社では、無料で「10年ごとの点検・見積り」をしてくれます。

この「10年」というのはポイントで、例えばエコキュート・エコジョーズ(高効率給湯器)や換気機器などの設備のメンテナンス時期と重なっていますし、その他シロアリ予防なども最低10年に1回はやっておくというラインと合致しています。

つまり10年何もしないと、数年後には故障し、本体ごと交換するリスクが高まるわけです。

それに、例えばダクト内清掃なども10年以上放置すれば、故障だけでなく、健康にも悪影響になることだってあるでしょう。

「10年ごとのメンテナンスは理想的」ということはしっかりと認識しておきましょう。




2.メンテナンス費用を基準にハウスメーカーや工務店を選んではいけない



とあるハウスメーカーの住宅営業マンはこんなことを言うことがあります。

 * 「ウチの強みはこの特殊な外壁です。この外壁材は火災や地震にも強く、何十年とメンテナンスの必要がありません」
 * 「わが社の屋根は特殊な鋼板を使っています。強度も強く、紫外線に当たると汚れが消える光触媒となっていますので、何十年とメンテナンスが必要ありません」

それぞれ、メーカーによって強みが異なるわけです。

そして、この営業マン達は決まってこう言います。

「弊社はたしかに高額ですが、メンテナンス費用を抑えることができるため、トータルでは得になります」

しかし、残念ながら、この情報は真っ赤なウソです(営業マンに悪気はありません)。

これがウソな理由は2つ。

 * メンテナンスフリーな外壁や屋根材は、メンテナンス費用全体のほんの一部でしかない
 * 坪単価が高い建築会社は、メンテナンス費用も高くなる

1つずつ解説していきます。


2-1.メンテナンスフリーな外壁や屋根材は、メンテナンス費用全体のほんの一部でしかない

「外壁材が優れている」建築会社なら、確かに外壁のメンテナンス費用は半分以下に抑えることができると思います。

しかし、それはメンテナンス費用全体のほんの一部でしか過ぎません。

メンテナンスは多岐に渡り「外壁・屋根・水回り設備・換気設備・バルコニー(屋上)・クロス・床材・シロアリ」などいろいろあります。

さらに付け加えるなら、外構にもメンテナンス費用がかかります。

確かに外壁や屋根材などの主要な建材が「メンテナンスフリー」と言われれば、すごくお得なイメージになりますが、それは一部でしかないことを念頭においておきましょう。


2-2.坪単価が高い建築会社は、メンテナンス費用も高くなる

坪単価が高い建築会社では、使用されている建材や設備のグレードが上がるため、確かに「長持ち」するでしょう。

しかし、建材や設備のグレードが上がれば、当然「点検・修理・部品交換」などの費用が上がることはイメージできると思います。



実際に、10年毎にある建築会社のメンテナンスは、新築時の坪単価が高ければ高いほど、見積りの金額が高くなる傾向があります。

 

上記2つの理由から、こんな結論が出ます。

「メンテナンス費用という曖昧な基準で建築会社を選んではいけない」

少しでもメンテナンス費用を下げたい、というのは誰もが思うところではありますが、「この建築会社はメンテナンス費用が安そう・高そう」というイメージは間違っているケースが多い。

どの建築会社も変わらない、または坪単価に比例すると考える方が適切。

それよりも【自分の理想の家を建ててくれそう】という総合的な基準で選ぶことが大切です。

fa-caret-square-o-right建築会社の選び方で失敗する原因をまとめたページもあります。


【建築会社の選び方】失敗する3つの大きな原因と対策
2019.11.11
「新築では、大なり小なり、50%以上の人が後悔している」という情報があります。 下記、2つのアンケート結果をご紹介します。
私が主催するエコライフ研究所では、定期的に住宅ユーザーの意識調査を行なっています(「家づくりに関する消費者意識調査」)。 (中略)
私たちのアンケート調査によると、なんと家を建...



2-3.10年ごとのメンテナンスは建築会社に依頼する必要はない?

住宅を建ててから、建築会社から「うちでメンテナンスすれば【保証】が10年間延長されますが、どうしますか?」と聞かれることになるはず。

その高額な料金にびっくりすることもあるでしょう。

「保証が切れてしまうなら、やってもらうか……」と、建築会社に依頼する方も多いと思います。

ですが、私としては「建築会社に依頼する必要はない」と考えています。

ここでいう「保証」は、結局「構造(骨組み)」「雨漏り」のみが対象。

各設備やシロアリ関する保証は一切含まれていません。

10年間、住宅の「傾き」「歪み」「雨漏り」が無かったのなら、それ以降は定期的にメンテナンスすれば問題ないはずです。

つまり、建築会社に依頼せず、自分でメンテナンス会社を探せば、数十万も安くなるでしょう。

fa-caret-square-o-rightあ保証についてまとめたページもありますので合わせてご参照ください。


【新築の保証期間は長ければいい?】3種類の保証を完全解説
2020.4.25
「いろいろな建築会社で【新築の保証期間】が長いことをアピールされるけど、やっぱり長い方がいいの?」
「そもそも、建築会社の【保証】って、具体的に何が保証されるの?」 そんな疑問にお答えします。 今回は新築の保証について詳しく解説していきます。
いろいろなハウスメーカーや工務店の営業マンが長い保証期間...



3.木造・鉄筋・RCなど、構造によるメンテナンス費用の違い

住宅にはいろいろな構造・工法がありますが、大きく分けると「木造」「鉄骨」「RC(鉄筋コンクリート)」の3種類があります。

新築の価格帯は、平均すれば「木造<鉄骨<RC」という順序で、RCがもっとも高いです。

fa-caret-square-o-right構造や工法の違いについて解説しているページもあります。


構造・工法
正確な木造・鉄骨住宅のメリット・デメリットとは( 古い情報に惑わされないで! )
構造・工法
【木造住宅の工法を比較】種類が多すぎ、結局どれが良いの?

では、メンテナンス費用に差はあるのでしょうか?

結論を先に言います。

木造・鉄骨・RCなどの構造によってメンテナンス費用の差はほとんどない

構造部分というのは、木造でも鉄骨でもRCでも、ほとんどメンテナンスをすることはありません。

RCの場合のみ、屋根部分や外壁部分がコンクリートむき出しの「打ちっ放し」にすれば、屋根・外壁のメンテナンスが不要になるように感じるかもしれませんが、コンクリートであろうとクラック(ひび割れ)などの補修費用が発生するわけですから、結局一緒になる、ってことです。

木造・鉄骨・RC、とそれぞれの建材・設備でメンテナンスが必要になるわけですから、構造・骨組みによって差は生まれません。



ただし、2-2章で解説したとおり、メンテナンス費用は建物の坪単価に比例しますので、比較的「鉄骨・RC」の方がメンテナンス費用は高くなる傾向にあります。


4.各設備や建材のメンテナンス費用の目安・平均

続いて、各設備や建材別にメンテナンス費用の目安や平均を解説していきます。

どんな設備・建材を選ぶかで金額も変わりますので、タイプ別に説明していきます。


4-1.外壁材

メンテナンスでもっとも大きい費用になるのがやはり「外壁」です。

外壁材は多種多様ですが、大きく分けて次の3種類。

 * タイル
 * サイディング材
 * 吹き付け

1つずつ解説します。

fa-caret-square-o-right外壁材についてまとめたページもあります。


新築でおすすめの外壁材をズバリ解説【2020年度最新】
2018.10.22
「いろんな営業マンに、タイルやサイディングとか外壁材のメリットやデメリットを教えてもらったけど、結局どれがいいか分からない!」そんな疑問にお答えします。
特に2020年度版ということで、進化してきた最新の外壁材でのおすすめをズバリお答えしていきます。...

タイル

基本的にメンテナンスフリーと言われるタイル。

タイルそのものは、ほぼ劣化しませんが、目地のメンテナンスや、剥がれなどの補修費用が発生する場合があります。

点検や発生した場合や補修費用を考えると下記の金額になります。

タイル:10年の費用平均【20~30万円】

サイディング材

昔のサイディング材は劣化も早く、10年経たないうちに色褪せましたが、最近では塗膜コーティング技術が進み、15~20年はほぼ色褪せや劣化しないものが増えてきています。

ただ、目地(継ぎ目)のシーリング材は劣化が早く、7~10年ほどが交換目安となります。

シーリングの交換費用は【15~25万円】(35坪前後の住宅)が平均相場。

※15~20年以上長持ちする高強度シーリング材も登場してきています。

また、15~20年ほどを目安に、表面の塗装メンテナンスが推奨されていて、費用は【25~35万円】が平均相場です。

サイディング材自体の交換は30~40年が目安となり、サイディング材の交換費用は【170~230万円前後】と非常に大きいものになります。

これらのメンテナンスをしっかりやったとして、10年間で費用を平均すると

サイディング:10年間の費用平均【70~90万円】

となり、かなり高額になります。

グレードの高いサイディングやシーリング材を選ぶことでメンテナンス費用をぐっと抑えられますのでオススメです。

吹き付け

吹き付けは初期投資が低く、デザインの自由度が高いのが特徴ですが、タイルやサイディングと比較すると劣化が早く、メンテナンス費用が大きくなる可能性が高くなります。

近年では選択されることは少なくなりましたが、長持ちする塗料も開発されてきていますので、根強く人気が残るかもしれません。



長持ちする年月は塗料の種類によって大きく異なりますが、おおよそ8年~20年ほどで吹き付けし直すことになります。

吹き付け:1回の吹き付け費用【50~80万円】(塗料によって変動)

外壁材別に費用を一覧表にしました。

外壁材10年間のメンテナンス費用平均タイル30~40万円サイディング70~110万円吹き付け50~100万円


4-2.屋根材

屋根材は大きく分けると3種類。

 * スレート屋根
 * 日本瓦
 * 金属屋根

1つずつ解説していきます。

スレート屋根

近年もっともポピュラーになった屋根材で、軽くてリーズナブルがウリです。

交換目安は30~35年ですが、10年前後でメンテナンスが必要となります。

スレート屋根:10年間の費用平均(点検、補修、塗装)【25万円~40万円】

30~40年後、スレート屋根を交換する場合は【100~140万円】(35坪前後の住宅)となります。

日本瓦

現在は、その重量で耐震性の不利になってしまうことや、デザイン的な理由で選択されることはほとんど無くなりました。

しかし、補修・修理以外はメンテナンス費用が発生しないのが最大のメリットと言えます。

金属屋根

ガルバリウム鋼板などの金属の屋根です。

特に最近のものは性能が高く、基本的に50年以上長持ちすると言われています。

しかし、スレート屋根同様に、定期的なメンテナンス費用は必要になります。

スレート屋根:10年間の費用平均(点検、補修、塗装)【25万円~40万円】

屋根材別に費用を一覧表にしました。

屋根材10年間のメンテナンス費用平均スレート25~40万円日本瓦無し金属25~40万円


4-3.クロス張替え

クロスの張替えは、もちろん、場所によって劣化速度が大きく異なります。

子供部屋やリビング、水回りなどは劣化が早いと思います。

全体的にはやはり10年で汚れも目立ってきますので、10年前後が張り替えタイミングになるでしょう。

汚れが激しいところから優先して、順々に交換していけばいいと思います。

クロス張替え:費用【1㎡5,000円前後】

35坪の家の約3分の1のクロスを交換すると、おおよそ20万円前後。


4-4.水回り


水回りの費用は大きく分けると以下の3種類。

 * 給湯器(エコキュート修理・交換)
 * キッチン周り
 * 洗面、浴室、トイレ回り

水回りのメンテナンスや修理費用は、それこそ選んだ設備や環境、使い方にもよっても大きく異なります。

また、給湯器のように大型の機械もあれば、シャワーヘッドや水道のパッキン交換などの小さく費用もあり、それこそ千差万別。

エコキュートやエコジョーズなどの給湯器の交換は、おおよそ15年前後が目安となり、その費用は【40万~50万円】。

その他のキッチン交換費用などを含めると、次の通りです。

水回り:10年間の費用平均【60万円~80万円】


4-5.床材(フローリング)

床材は大きく分けて、「無垢材」と「それ以外の複合材」の2種類。

基本的に部分補修ができますので、全面交換すると言うより、都度傷んでいるところを補修するのが良いでしょう。

金額は一度の補修で数万円から可能です(8帖で10万円前後)。

全面フローリング交換の場合は【100万円前後】(35坪前後の住宅)は必要となります。

フローリング:10年間の費用平均【20万円~30万円】

ただ、なるべく事前にフロアコーティングしておけば痛みや劣化がかなり軽減されるので、事前にやっておくことをオススメします。

fa-caret-square-o-right新築後のフロアコーティングをやっておくべき理由をまとめています。



新築にフロアコーティングが必要なのか、床材タイプ別に解説!
2020.1.25
「新築のタイミングでフロアコーティングした方が良いって聞いたけど、実際どうなの?」
「ハウスメーカーから、【うちのフローリングはワックスフリーだからフロアコーティングなんて必要ありませんよ】って言われたけど、本当なの?」
そんな疑問にお答えします。 新築のとき、外壁・屋根・水回りの設備・クロスなど...


4-6.換気設備

換気設備のメンテナンスは、「第一種換気」のみ、費用が発生します。

※第一種換気は、「機械」で吸気・排気を行うので計画的な換気が可能。

第一種換気は、吸気部にフィルターを付けて空気をろ過したり、空気の熱交換器を設置して暖房効率を高めたりなど、住宅性能を高めるのに一役買います。

反面、ダクト洗浄や設備のメンテナンス費用が発生するのが欠点と言えます。

■ダクト洗浄
10年に一度は行いましょう。
ダクト洗浄の費用は3~5万円で可能。

■熱交換器などの設備
熱交換器も種類や性能が異なりますので、費用は上限します。

換気設備(第一種換気):10年間の費用平均【10万円~20万円】

fa-caret-square-o-right換気に関しての詳細は下記ページにまとめています。


【換気の種類を解説】結局は健康重視の第一種換気が普及します
2018.9.18
住宅における換気の種類に関して解説していきます。 「換気」は住宅において非常に重要な役割をもっています。
住宅が生き物とすると、換気は「呼吸」と同じ役割とイメージできます。つまり、換気は住宅の健康や長生きに直結するほど大切なものです。...


4-7.シロアリ対策

シロアリ対策に関しては、木造でも鉄骨・RCの構造でも、7~8年に一度、防蟻処理を行うことを推奨しています。

防蟻処理:10年間の費用平均【15万円前後】

fa-caret-square-o-rightシロアリに関しての詳しい情報は下記ページをぜひご参照下さい。


住宅設備・建材
シロアリ対策が不要なんて【真っ赤なウソ!?】
住宅設備・建材
【新築でシロアリ対策はすべき?】対策した場合の費用も解説!


4-8.バルコニーや屋上

メンテナンス費用で忘れがちになるのが、バルコニーや屋上のメンテナンス費用。

特にシート防水やFRP防水の加工処理の場合は、定期的なメンテナンスが必要です。

シート防水もFRP防水も、耐用年数は10~15年前後になります。

バルコニー・屋上(シート、またはFRP)8帖:10年間の費用平均【10~15万円前後】


5.10年ごとのメンテナンス費用の一覧表

では、ここまで紹介した住宅のメンテナンス費用を10年ごとに一覧表にしてみましょう。

fa-caret-square-o-rightメンテナンスの「時期」についてまとめたページもあります。


【住宅のメンテナンス時期を解説】パッと分かる築年別一覧表
2018.8.12
「住宅をメンテナンスする時期(スケジュール)を知りたい」という方の為に、5~10年、10~15年という形で、30年まで「築年別一覧表」をまとめました。
一覧表には目安となる時期に加え「費用」も記載しています。 ぜひご活用下さい。...

期間設備・建材費用平均10~
20年外壁(サイディング)15~25万円屋根(スレート)25~40万円クロス(3分の1)15~20万円水回り40~50万円フローリング(部分修理)10~20万円換気設備10~20万円シロアリ15万円バルコニー(8帖)10~15万円外構10~20万円合計150~220万円20~
30年外壁(サイディング)25~35万円屋根(スレート)25~40万円クロス(3分の1)15~20万円水回り20~30万円フローリング(部分修理)10~20万円換気設備10~20万円シロアリ15万円バルコニー(8帖)10~15万円外構20~30万円合計150~220万円30~
40年外壁(サイディング)170~230万円屋根(スレート)100~140万円クロス(3分の1)15~20万円水回り(キッチン交換含む)120~160万円フローリング(部分修理)20~30万円換気設備10~20万円シロアリ15万円バルコニー(8帖)10~15万円外構20~30万円合計480~660万円合計780~1100万円

新築後、40年ほどで「平均780~1100万円」というかなり大きなメンテナンス費用がかかってしまうわけです。

2章で解説した通り、建築会社に依頼せず、自分で安価でしっかりとしたメンテナンス・リフォーム業者を探せば、もちろん費用を抑えることもできるはず。

1番危険なのは、やっぱり放置することです。

可能な範囲で少しずつ進めていきましょう。


5-1.メンテナンスのために毎月積み立てると良い金額とは?

上記の情報を、最近の新築住宅に当てはめて考えると、

新築から30年間でかかるメンテナンス費用の平均は【400~500万円】

になると思います。

これは「月々11,000~14,000円」を積み立てればよい計算になります。

最低でも「毎月1万ずつ」メンテナンスのための貯蓄をしていくことが理想的ではないでしょうか。

また、新築の予算を検討する上でも加味していくことが必要だと思います。


6.まとめ

住宅のメンテナンス費用の目安をお分かりになりましたか?

また、同時にメンテナンスのためにコツコツ貯蓄していくことが、トータルでは大きなプラスになることが伝われば幸いです。

 

最後までご愛読頂きまして有難うございます。


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