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2015年3月22日


本場より美味しい!?イタリア料理店が多いのは?

最終更新: 2023年3月23日

~人口10万人当たりの件数で、イタリア料理店激戦区トップ3は東京都、群馬県、長野県。 和のイメージが強い京都府が4位に~





平成27年3月23日

NTTタウンページ株式会社





 NTTタウンページ株式会社(代表取締役社長:岡田
昭彦、本社:東京都港区虎ノ門3-8-8)は、タウンページデータベース(職業別電話帳データ)を活用してさまざまなマーケティング情報を提供しており、自社が運営する商品紹介サイト「TPDB.jp」では、毎月独自の都道府県ランキングを発表しています。



 



 日本にあってイタリアに無いもの、それは「イタリア料理」。

 なぜなら、イタリアにあるのはナポリ料理やミラノ料理など地域毎の郷土料理だけで、イタリア全体で共通するものはないから。

 そんな謎かけが成立するほどイタリア人は土地の味を大切にしていて、イタリア料理の特徴を尋ねても「よくわからない。ボローニャ料理ならバターやチーズがたっぷりだけどね」とお国自慢で答えるのだとか。

 同じく郷土料理の多い日本人が、「和食」を全国共通と考えるのとは違います。ただ、両者の食に対する考え方は似ている所も多いのです。

 今月は、日本人も大好きなイタリア料理店のランキングです。



【イタリアンブームは終わったの?】

 クオリティーが高いと評判の日本のイタリアン。

 本場イタリアで修行したり、コンテストで入賞した日本人も多く、イタリア人からも日本のイタリア料理は「美味しい」と絶賛されています。

イタリア料理店は1980年代後半からのバブル期に一挙に増え、高級店からファミリーレストランまで、幅広く楽しめるようになりました。バブル期の記憶がある方には、「イタリアンブームは過去のもの」と思われがちですが、データを見ると、今でも増え続けているのが分かります。

 和食より一足先の2010年にスペイン、ギリシャ、モロッコなどと共に地中海料理として世界遺産に登録されましたが、それ以前からイタリア料理店は着々と店舗数を伸ばし、この10年で約25%も増えているのです<図1>。



<図1>「イタリア料理店」の登録件数推移(2005年~2014年)



人口10万人当たりでみると、イタリア料理店が多い県の1位は東京都で12.56件、2位は群馬県が9.04件でこの10年、変わっていません。3位の長野県は8.49件で、8.15件の京都府と競っています<図2>。



<図2>人口10万人当たりの「イタリア料理店」登録件数による都道府県別ランキング(2014年)



 店舗数の多さの背景には、群馬県は小麦文化があり、長野県は蕎麦処と、米以外の主食を受け入れやすい土地柄が影響しているのかもしれません。
  敷居が高くない、手頃な価格から楽しめる、美味しい、カップルでも女性同士でも楽しめるなど、健康的でしゃれたイメージがあるイタリア料理店。その人気は今も健在で、生活の中にしっかり定着してきたと言えるでしょう。



【意外な共通点!日本で愛される理由】

 グラフを見ますと、和のイメージが強い京都府が4位に入っていますが、イタリア料理は和食との共通点もかなりあります。
  まず四季があり、南北に長く海に囲まれた風土が、魚介類や野菜、肉類等の豊かな恵みをもたらしていること。次に食材の風味を生かし、土地に根ざした調理法で食を楽しむこと。そして、旨味を生かしかしていることです。

 イタリアには古代ローマ時代から美食という言葉があるくらい、美味しいものを追求する民族的な土壌があります。恵まれた自然条件と、食への探究心が、イタリアと日本の共通点と言えるでしょう。
  また、イタリア料理に欠かせないトマトには、旨味成分グルタミン酸やアスパラギン酸が豊富に含まれています。味噌や醤油と同じようにグルタミン酸が豊富なトマトソースを使ったイタリアンは、昆布や鰹節でダシをとり、旨味を求める日本人の舌に合う料理なのです。

 日本人が食に求めるハードルを見事にクリアしているイタリア料理。日本で愛され、広まるのは誰もが納得できるのではないでしょうか。





【家庭で親しまれるイタリア料理】

 日本の家庭で親しまれているイタリア料理は、グラタンやスパゲティ等パスタが代表で、昭和30年代から家庭で調理されるようになりました。パスタとは、日本語で言う「麺類」のような括りで、スパゲティやラザニア、マカロニなど、小麦粉を原料に成型したものの総称です。マルコポーロが中国から持ち込んだ説、その前から食べていた説があり、17世紀に新大陸から持ち込まれた食用トマトとの出会いが、現在のパスタの原型になりました。

 日本の家庭でのイタリア料理の浸透具合は、オリーブオイルの輸入や<図3>、チーズ消費量<図4>の推移を見ると明らかで、どちらも連携して増加しているのが分かります。特に、オリーブオイルは20年で10倍に。健康効果があると言われてから、多くの家庭で使われるようになっています。

<図3>「オリーブオイルの輸入数推移」



<図4>「チーズ消費量推移」



 和風パスタという言葉も、既に定着しましたね。明太子やたらこ、梅と青じそ、納豆、シラスと大根おろしなどが定番ですが、今後も様々なアレンジメニューが登場してくれるでしょう。

 美味しいものに目がない日本の家庭料理として、イタリア料理はさらに強固な地位を築いてくれそうです。





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