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跳舞猫日録
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跳舞猫日録


LIFE GOES ON BRAH!

2024-06-16


2024/06/15 BGM: GALAXY 2 GALAXY - HI-TECH JAZZ

journal in Japanese

フラジャイル 弱さからの出発 (ちくま学芸文庫)

 * 作者:松岡 正剛
 * 筑摩書房

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今日は早番だった。実を言うと昨日の陰鬱な感情を引きずったままで、もう今日は仕事どころではないとさえ思った。働くなんてどだい無理なことで、もう逃げて自室で布団の中にくるまって過ごしたい、と。でも、そんなことでどうするとも思ってしまった。なにも事態は好転するわけがない(もちろんこれは「あなたが」仕事を休んだり逃げたりすることを牽制するものではないです。念の為に)。だからしょうがなく、外の流れに合わせて自分を「則天去私」よろしくエゴを消し去ってしまおうと思った。ボブ・ディランの名曲のひそみに倣い、深く考えすぎず身体や神経組織の動きをそのまま楽しむこと。外の動きに反応してしまうそんな自分を俯瞰した境地から楽しめたらと思ったのだった。



最近ぼくが読み始めた本で、松岡正剛というきわめてユニークな批評家・読書家の大著『フラジャイル』というものがある。この本の中に、ぼくの心は実に「フラジャイル(『脆弱』『繊細』というような意味だ)」なもので、マグロの肉のかけら一切れを胃の中に入れることで心のありようがたやすく変化するといった表現が使われていたと記憶する。実に松岡正剛のこの言葉は印象深く、さすがだと唸らされる。上に書いてきたとおり、ぼくのムードにしても連続的な肉体的・物理的(かんたんに言えば「具体的に手足を動かす」)動作で変容したのだった。

そんなこんなでお昼休みに、日本のポストロック・バンド(だと思う。よく知らないのです)のザゼンボーイズの曲を堪能する。ポリリズムというのだろうか、複雑なドラミングやベースラインがもたらす旨味の効いたグルーヴに唸る。心が晴れるのを感じた。LINEでジョブコーチの方からメッセージをいただいていたので、しばしメッセージを交換する。情けないかなとも思うが、そのジョブコーチにぼくは自分の弱さを正直に明かすことに務めた。他の同僚の方から石ころよろしく役立たずの物体のように思われているのだ、だから誰も話しかけてくれたりしないのだ、といったことを書いた。ジョブコーチの方からはそうした感情を「高次のステージ」「別の次元」から「メタ認知」で捉えることを薦められた。そうすることで、「ああ、自分はこんなにも心が弱っているのだな」と正気を取り戻すきっかけが掴める……ということかなとぼくは思った。

彼女が嬉しいニュースを1つ教えてくださった。ここでつまびらかにできることとは思わない(まだ彼女の許諾を得ていないので、そんなになんでもかんでも開示してはいけないとも思う)。でも、それはぼくを喜ばせるに充分なことでそのニュースを知ったことでいかにぼくやそのジョブコーチ、そしてぼくの友だちといった「仲間」の汗臭く泥臭い試みがムダではなかったのか知ったように思った。ああ、こんなこともあるのだ……もしあの日、とぼくは想像する。あの日、ぼくがジョブコーチの方とお会いしていなかったらどうなっていたか。そうなればぼくはいま持つ夢・野望を抱くこともなかったはずだ。ここと外をつなぐ橋のような人間になる、といった思いを持つこともなかった……たとえば職場でぼくは発達障害者として働いているが、その仕事を通して他の発達障害者や精神障害者の方と職場をぼくの働きを通してつなげられたらいいなとかすかに夢見ている。プライベートでは英語学習者として、この市と世界をつなぐ橋になれたらなと思う。ああ、こんな試みも野心も、そんな出会いがなければ実現もなく、夢を持つこと自体完全に諦めきってしまってゾンビのような人生を生きていたはずだ。

仕事が終わったあと、グループホームに戻る。友だちとZoomかDiscordで英語の練習を兼ねて話をしたかったのだけど、すでに充分くたびれ果てていたせいもあって眠ってしまいなにもできなかった。読もうと思っていた松岡正剛『フラジャイル』の続きも読めずじまい。オーマイガー!

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2024-06-16


2024/06/15 ENGLISH

journal in English

A Hi-Tech Jazz Compilation

 * アーティスト:ギャラクシー・トゥ・ギャラクシー
 * シスコ・インターナショナル

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BGM: Galaxy 2 Galaxy - Hi-Tech Jazz



I worked early today. TBH at first I thought I wouldn't be able to work anymore
because of my depressive mood. I even wished I could run away from this work and
return to my room. But as you can see, that won't produce any positive thing. So
I just tried to let myself go along with the outside flow. Like Bob Dylan says,
I tried not to think twice, but enjoy the movement of my body and my nerves
which naturally react by the outer things.

I remember the book I've been reading recently - It's Seigo Matsuoka, a Japanese
critic's "Fragile" which tells us that my mind can be changed by having a piece
of tuna meat in my stomach. I can see what Matsuoka tries to explain this. As I
have written above, my mood has been changed by serial, physical movements.

At lunchtime, I enjoyed a Japanese post-rock group Zazen Boys's songs. Their
complicated polyrhythmic groove also changed my mood into the brighter stage. I
got some LINE messages from my job coach, so we exchanged messages for a while.
TBH, to her I showed my weakness honestly. I had thought that I must have been
treated by other co-workers as a useless "object" like a piece of stone, but she
said I needed to try to look at that mood from the "higher stage", "alternative
dimension" to recognize. In other words, I must have watched that emotion from
the "meta" position.

And she shared with me a piece of pleasant news. I have not gotten her
permission about that so I can't write it down, I am also glad to learn that
because that piece has taught us that our serial, a little bit "sweaty" and
"muddy" trials were never a waste of time. I imagine - What if I had not met her
on that day? Then, I couldn't start having a dream or an ambition of becoming a
bridge between here and there. For example, as an autistic person, I work at the
current workplace to become a bridge between autistic people and the workplace.
And also as an English learner, I try to make a bridge between this city and the
world. Yes, these trials of mine couldn't have been realized if we hadn't met
each other...

After the work, I returned to my group home. Although I wanted to enjoy talking
with my friends via Zoom or Discord, probably I had already been too tired, I
slept very, very deeply... So I could enjoy nothing.

踊る猫 (id:straycatboogie) 21 hours ago Subscribe




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2024-06-15


2024/06/14 BGM: ZAZEN BOYS - CRAZY DAYS CRAZY FEELING

journal in Japanese

脳のなかの天使

 * 作者:V・S・ラマチャンドラン
 * 角川書店(角川グループパブリッシング)

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今日は休みだった。今朝、ある不思議な感覚というかもっと言えば不快極まりない感情を味わう。でもそれがなんなのかわからなかった。いつもながら鬱でドツボにはまってしまったのか。それともこの完全に単調な生活に飽きてしまったのか。気分を変えるべく図書館に行きそこで藤沢周『陽炎の。』を借りたりしたのだけれど、それでも気分は変わらず。しょうがないのでお金があるわけではないのにちょっとばかり「冷やかす」つもりで町にある古本屋に行く。するとなんと、まったく予期してなかったV・S・ラマチャンドラン『脳のなかの天使』があったので買い求めてしまった。名著の誉れ高い『脳のなかの幽霊』も読み返したくなってしまった。



でも、いったいぜんたいどうしてなのか。この人生に飽きてしまう原因はどこにあるのか。ぜんぜんリッチな人間ではないにせよ、たしかな仕事がありグループホームで衣食住も確保できていて生活の心配はさしあたって存在しない(と思う。このことを思い返すと、実に福祉につながれていることがありがたい)。自由な時間は英会話だって楽しめているし読書だってできている。ならば、こんな生活に飽きるなんてぜいたくというもの。でもなんだか囚人の生活のような気分になってしまって……どうせならこんな気分をふっ飛ばしてしまうような「非日常」的なイベント、「ハレ」の出来事が必要になるのかなとさえ思う。昔はそんな「非日常」のイベント、たとえば町のお祭りやバーベキューなどを時間とカネと体力のムダと一蹴したものだが(その一方で酒に溺れていたのだった)、でもいまならわかる。そんな「非日常」に「狂う」ことこそ、この単調な生活の中でぼくを本格的に「狂ってしまう」ことから遠ざける……『ショーシャンクの空に』をふと思い出す。

たぶんだけど、そんな奇妙な感覚にとらわれて過去に元上司に職場で暴言混じりに叱責されたことまで思い出してしまい、トラウマがフラッシュバックするなんてこともあってしまったのはこの熱い熱い気候によるものなのかなとも思う。とても熱い、まだ梅雨前というのに夏が来たのかとさえ錯覚させられる日。服を半袖シャツにするなどしてなんとかこの暑さに対応してしまった。弁当を食べ、昼寝をしてまた外出して髪を切りに行く。でも、行きつけの1000円カットのお店は閉まっていた。定休日だったのである。なので、なんだかなにもかもうんざりしてそれ以上いつものようなイオンに行ったりする気にもなれず、ふてくされたような気持ちを抱えて自室に戻った。だめだこりゃ、である、

自室でそんな感じでうだうだしていると、前にハマって以来なんとなくインストールしたままになっていたスマートフォンのアプリのClubhouseの通知を知る。ある方がイベントを開かれたというのだった。特にやることもなかったので(本を読む気さえ起こらなかったので)、参加することにした。そこでぼくたちは英語を使って、ホストの彼女とフリートークを楽しむ。ぼくの番が来て、面白おかしいことなど話せるゆとりもなく往生してしまったもののなんとか英会話教室で抱えている問題を話す。というのは、ときおり英語をしゃべろうとしても「間」「一旦停止」(英語で言えば「ポーズ(Pause)」)ができてしまうのが難なのだった。話そうとしてもぎこちなくなり、ネイティブの方のようなよどみない・当意即妙な語りができないのだった。「立て板に水」にはまったくもってほど遠い。

実にこんな「重い」話題にホストの女性は気さくに答えてくださり、それは自然なことだとおっしゃられた。そして、彼女の流暢な英語を聞き取れているぼくのリスニングの能力をも褒めてくださった。だからあとは、感情がもたらすことを自然に話せばそこから得られる小さな・たしかな成功体験が積まれ、そこから少しずつ新たな成功体験がもたらされるとアドバイスをくださった。実に励まされた。やってみたい。その後、気分が晴れたからか不思議と佐々木敦『「教授」と呼ばれた男』の読書が進み、そして今日が終わった。

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2024-06-15


2024/06/14 ENGLISH

journal in English

ZAZEN BOYSII

 * アーティスト:ZAZEN BOYS
 * MATSURI STUDIO

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BGM: Zazen Boys - CRAZY DAYS CRAZY FEELING



I had a day off today. This morning I felt strange, even though I couldn't find
what that feeling could be - Depressed as usual? Or bored in this monotonal life
completely? I went to a library to borrow a book to change my mood, but that
trial didn't work well. So I went to a used bookstore despite having little
money and found V. S. Ramachandran's "The Tell-Tale Brain". So, I bought that.

But why? Why should I get bored in this life? Actually, even though I am never a
rich man, I can have a firm job and also have a good place to sleep (my great
group home!). And in my free time, I can enjoy English conversation class. Then,
why? This life seems to be a kind of a prisoner's life, therefore I want a
completely extraordinary event to blow my mind? If I couldn't have such
extraordinary events such as festivals or other activities, then my mind would
go mad? I remember the movie "The Shawshank Redemption".

Maybe that strange feeling (that even brought me a certain "flashback" of
traumatic events such as an ex-boss scolding me in my workplace etc.) came from
this hot weather. It was a hot sunny day so I changed my clothes into a
half-sleeve shirt. After having lunch, I took a nap and went outside again to
have my hair cut, but the barber had been closed. Therefore, I went back to my
room even though it was still 3:30 pm.

Then my smartphone noticed that a person had opened her room on the app
Clubhouse, so I joined in there. In that room, the members used English to enjoy
talking to her as a host. When my turn came, I talked about my issue with the
English conversation class. I often make pauses when I start speaking English
with some members. In other words, my speaking is never as fluent as native
speakers...

That host person said to me that it could be natural, and I could have a good
listening ability enough to enjoy her fluent English. I just should try to
achieve one little success like starting talking to someone about that emotion
would bring other successes little by little. That intimate comment embraced me
a lot. After that, I had a dinner. After that, I read the rest of Atsushi
Sasaki's "A Man Called As A Professor [佐々木敦『「教授」と呼ばれた男』".

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2024-06-14


2024/06/13 BGM: FATBOY SLIM - BECAUSE WE CAN

journal in Japanese

今日は早番だった。ランチタイムに例のごとくあれこれ考えごとをして時間を過ごす。今日はこんなことを考えた。いったいどんなふうにして、ぼくはいまのグループホームや発達障害を考える会につながることができたのだろうか。あるいはこの市に存在する国際交流協会や断酒会についても。当然のようなこれらのつながりは、まさに僥倖だったのだとも考えてしまう。実を言うと今日、Twitterでこうした種類の話題がポストされているのを読んでこうした考えに思い至ったのだった。ほんとうに困りごとを抱えて進退窮まる人たちというのは、まず最初のステップを踏むべくどう活動・行動を起こせばいいのかがわからずそこでさえ躓いているのではないか。ぼく自身の経験から語るに、たしかにそれはありうることで難しい問題だと思ってしまった。

あるいは以前の英会話教室において、こんなことを話したのを思い出す。どうやって英語を「セルフスタディ(自習)」するかについてだ。それもまた、ぼくがこんな問題について考えてしまう一因なのかもしれない。いやもちろん両者は位相が異なることであり、身も蓋もなくごたまぜにしてしまってはいけないだろう。でも、似たような「構造」を抱えた問題とも言えなくはないかとも思えたのだった。

まずどうやって自分の実像を見極めたらいいのか。それができなければぼくたちはどんな問題を抱えているかすらわからないだろう。そして、そうして自分の実像を見極めたあとに(必ずしも「完全に」見極める必要はないだろうーーそんなことは不可能だろうから。とりあえず、自分が「なにに困っていて」「なにをしたいか」程度のざっくりしたことがわかればいいのではないか)どうやって自分たちを外部のグループ・コミュニティにつなげていくか。たとえば市役所に行くなり、あるいはインターネットを使うなりして。重要な、でも同時にとても込み入った問題としてこうしたことがらはあり続けると思う。

ご存知のように、ぼくはただの「名もなき」発達障害者、ただ働きながら英語を学習する1人の男に過ぎない。だからなんら普遍的で完璧な処方箋というかメソッドというか、ソリューションなど言えるわけもない。でもぼくがこれまでの経験から体得できたヒントくらいは書けるかもしれない。願わくばそれを通してあなたになにかを示唆できたらと思う……英語学習に限ってのことをまず話そうか。ぼくはまず英語を実地で学ぶべく英会話教室に通うことも幾度となく考えたがそのたびに「冗談は顔だけにしろ。そんなカネがどこにあるっていうんだ」と尻込みしてしまっていた。でも、40になりひょんなことから一念発起して英語をやり直そうと決意した後に「でも、やっぱり独学では限界があるなあ」と思っていた頃にこの意志を友だちに伝えたところある友だちがこの市にある国際交流協会のことを教えてくれたのだ。そこでは国際交流の目的で、実にリーズナブルに英語を教えてくれるというので藁にもすがる思いで通い始めたのだった……それも遠い昔のことだ。

「求めよ、さらば与えられん」という古の言葉がある。これはいまはぼくは真理の1つとしてぼくなりに素直に、実にありがたく受け入れられる。でも、どうやって最初のステップを踏んでいいかわからなかった頃はこの言葉がとてもナンセンスというかお題目のように響いたことをも思い出せる。「求めよ」と言われても、まず「なにを求めたらいい」のか、「どうやって」「どのように」「どんなやり方で」求めたらいいのかわからない場合はどうしたらいいっていうんだ、と。いまなら「図書館に行ったら英語の本を借りられるから読んでみたらいいんじゃないか」とか「LINEやTwitterで日々の『かけら』『断片』を英語で投稿することから始めたらどうだろう」なんてことは言える(これが「ベストソリューション」ではありえないことはぼくだってわかるが、それでも第一歩にはなるはずだ)。でも、ぼくは彼らの中に確実に内在する問題が彼らの足をしばしば止めてしまうこと、その困りごとからなかなか勇気を出せないことを「臆病だ」と非難することは断固として慎まなければならない。

踊る猫 (id:straycatboogie) 2 days ago Subscribe




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2024-06-14


2024/06/13 ENGLISH

journal in English

BGM: Fatboy Slim - Because We Can

I worked early today. At lunchtime thinking time, I thought about this. How
could I have found the current connections such as the group home, the meeting
about autism, the international association in this town, and the "danshu"
meeting, etc? TBH, today I found an interesting post on Twitter about this kind
of topic. People who have truly suffered from their troubles can rarely start
doing the first activity as a beginning step... according to my own experiences,
I can understand how it can be difficult.

Also, in the previous English class, we had talked about how to do self-study.
That's also the reason why I have thought about this. Of course, these are not
the same topics. However, I guess they have the same structure. How can we find
our figures to clarify the problems we have, and also how can we connect
ourselves with the outer services such as various groups/communities in this
world via. the city office or the internet? That must be one of the most
important, but also the most complicated issues.

As you already know, I am just a "nameless" autistic person who is trying to
learn English while working. So, I can never write down any universal, ultimate
methods or solutions about this - But I might be able to write a tiny clue that
can guide you from my experiences. About learning English, I had once strictly
thought that it must have cost me too much money. But after I decided to start
learning English once again at 40, I told about this will to other friends.
Then, a friend taught me about the international association which has
reasonable price classes.

"Ask, and it shall be given to you"... this is an old quote. Now I can believe
that this is a truth in this world. But when I couldn't find out how to start
the first step anywhere, this quote could sound too nonsense to me because I
even couldn't find how to ask actually. Now I can tell them "You can visit the
local libraries to borrow various English books" and "You can try posting your
'pieces of life' in English on LINE or Twitter" etc. But, I guess I need to care
about their inner issues that can prevent them from starting their first step
forward.

踊る猫 (id:straycatboogie) 2 days ago Subscribe




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2024-06-13


2024/06/12 BGM: RYUICHI SAKAMOTO & RODDY FRAME - SAME DREAM, SAME DESTINATION

journal in Japanese

今日は遅番だった。今朝、さまざまなジャンルを股にかけて活躍する批評家・佐々木敦が記した『「教授」と呼ばれた男』を少しばかり読む。これは坂本龍一についてまるごと扱った、評伝と批評が渾然一体となったリキの入った1冊だ。今朝は実を言うと、いつものことながらなにもやる気が起こらずだらだらと過ごしてしまったのだけれど、何気なくこの本を開くと実に明晰でセンシティブな論理展開と文体に惹きつけられて読みふけってしまった。だから、本にのめり込むことができたのだった。この本はきっとこれから坂本龍一を評価・批評するにあたって「標石(マイルストーン)」となるだろうと思う。少なくともぼくにとっては実に「マスト」な1冊となり、もっと読み込む必要があるとさえ感じた。

いつもぼくはこの日記で曲のタイトルを添えて書くクセがある。だからわかってもらえるかなとも思うけれど、音楽好きということで言えばぼくは自分の愛は人後に落ちないとさえ思う。もちろん、坂本龍一についてもぼくのお気に入りのミュージシャンであり敬意を払いたいとも思う。でもぼくが音楽をフォローするようになったのはもっともっと昔のことで、小学生の頃に文字どおり稲妻に打たれたようにあるアニメソングにショックを受け、そこから興味をくすぐられて音楽を追究するようになったのだった。それから、地元のラジオ番組の毎週のヒットチャートをノートに記録するといったことを始める。それが端緒だった(でもおわかりのように、ぼくの趣味はとても変わっていてユニークかもしれなかったりする)。

それから……実にたくさんの曲をこれまでの人生で聴いてきた。それこそ「星の数ほど」とも言えるのではないか。バブリーな、あぶくのような流行歌からドビュッシーやサティのようなクラシックに至るまで(クラシックに関してはもっと探究したいと思っているところだ。もっと面白さを知りたい)。でも、音楽を聴くことがそんなにハイブロウ(高尚)な趣味だとはまったくもって思わない。前衛的な曲はぼくはめったに聴かない。少なくとも、ぼくはぜんぜん賢くもなんともないのでただ心を広い音楽の大海にあずけてそして癒やすことに務めるのみだ。より深く、深く。

こうした観点から、ぼくは実を言うと坂本龍一のことももっと「アバンギャルド」な音楽だと思っていたことは告白しておきたい。あるいは、エリートの集団(悪く言えばスノッブな80年代残党)のための音楽だとも思っていたことも告白するべきかもしれない。たぶんそんなことを考えたのは彼がすでにスーパーヒーローだったからだろう。日本のカルチャーの重力圏において彼はすでに海を超えて、世界を股にかけて活躍できる逸材・天才以外の何者でもなかった。この佐々木の労作はそんな坂本を人間として見なし、そこからトラブルに見舞われたりしくじりを犯したりもした坂本の姿を率直に捉え、そしてもちろん彼がどんな偉業を成し遂げたのかフェアな筆致で語る。坂本の歌曲をこうした本を虚心に読み込むことで評価し、自分なりに楽しめるようになりたいとも思った。

踊る猫 (id:straycatboogie) 3 days ago Subscribe




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